第6回【主婦でもわかる】為替相場を動かす「日銀・FRB」の関係をやさしく解説

為替 FX

はじめに

FXを始めたばかりの方にとって、「日銀」「FRB」という中央銀行の言葉は難しく感じるかもしれません。
しかし、ポイントを押さえれば、為替相場の値動きの仕組みを理解し、取引の判断材料にすることができます
今回は、日銀・FRBがどのように為替を動かすのか、主婦でも簡単に理解できるよう解説します。

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1. 日銀・FRBとは?

日銀(日本銀行)

  • 日本円の価値を安定させる中央銀行
  • 物価や景気を見ながら、金利政策や金融緩和策を行う
  • 市場にお金を出したり回収したりすることで、円の価値を調整

FRB(アメリカ連邦準備制度理事会)

  • 米ドルの価値とアメリカ経済を安定させる中央銀行
  • 金利政策や資産買入れ(量的緩和)で市場に影響
  • 世界の基軸通貨であるドルの価値をコントロールするため、為替に大きな影響

覚え方のコツ
「日銀=円」「FRB=ドル」と覚えると、通貨ペアの動きをイメージしやすくなります。

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2. 為替相場に影響する仕組み

為替は、**通貨の価値(需要と供給)**によって動きます。
中央銀行の政策が変わると、その通貨の「金利差」や「将来の価値」が変わり、投資家が取引するため、為替が動きます。

金利政策が為替に与える影響

中央銀行政策例為替への影響
日銀金利据え置き、金融緩和円の価値下落=円安傾向
FRB金利引き上げドルの価値上昇=ドル高傾向
  • 例:ドル円の場合
    • FRBが利上げ → ドルが買われやすくなる → ドル円が上昇(円安ドル高)
    • 日銀が金融緩和 → 円の価値が下がる → ドル円が上昇(円安ドル高)

ポイント
「金利が高い通貨は買われやすい」「金利が低い通貨は売られやすい」と覚えるだけでOK。


3. 日銀・FRBの政策が為替に与える影響の実例

ケース1:円安ドル高

  • FRBが利上げ発表
  • 日銀は低金利維持
  • 投資家は「ドルを持った方が利息が多い」とドルを購入
  • 結果:ドル円は上昇(円安ドル高)

ケース2:円高ドル安

  • FRBが利下げ発表
  • 日銀が金融引き締めや利上げを検討
  • 投資家は円を買い戻す動き
  • 結果:ドル円は下落(円高ドル安)

ケース3:意外な逆ザヤ

  • 市場予想と逆の政策が発表されると、短期的に「予想と逆方向」に動くことがあります
  • これを「逆ザヤ」と呼びます
  • 例:FRBが利上げを予想されていたが据え置き → ドル売りが急増 → ドル円下落

重要なのは、予想と実際の発表のギャップも為替に影響する点です。


4. 主婦でもできる!政策発表前後の実践テクニック

  1. 発表カレンダーで日程をチェック
    • 日銀・FRBの金融政策発表日は必ず確認
  2. ニュースでポイントをざっくり把握
    • 「利上げ」「利下げ」「金融緩和」の言葉を理解
  3. 小額ポジションで観察
    • 初めは少額取引で値動きのパターンを確認
  4. 発表直後は逆張りに注意
    • 逆ザヤで急変動することがあるため、大きなポジションは控える
  5. 為替チャートで値動きを確認
    • 過去の発表前後の動きを見ると、予測や対策がしやすい

家事や育児で忙しい場合でも、発表前後の重要な時間だけ意識すれば大丈夫です。


5. 注意点

  • 中央銀行の発表は相場の動きに影響しますが、絶対的ではありません
  • 他国の経済状況、地政学リスク、株式市場の動きも為替に影響
  • 初めは少額で観察、大きな資金は控えることが安全です

まとめ

  • 日銀・FRBは為替に大きな影響を与える存在
  • ポイントは「金利と金融政策」
  • ドル円を例に覚えると簡単
    • FRB利上げ → ドル高
    • 日銀緩和 → 円安

💡 次回☛【2025年最新】円相場の見通しとFXトレードのポイント

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