はじめに

2025年も世界的に物価上昇(インフレ)が続く中、「家計のやりくりが大変…」という主婦の方は多いはず。
現金や銀行預金だけでは、インフレで資産価値が目減りする可能性があります。
そこで注目されるのが、インフレに強い資産運用。
今回は、特にFXを使ったインフレ対策の方法を、初心者でも分かるように解説します。
1. なぜFXがインフレ対策になるのか?
インフレになると、物価は上がるが現金の価値は下がるのが基本です。
FXで外貨を持つと、金利差や為替差益で現金の価値下落をカバーできます。
ポイント
- 高金利通貨を保有 → スワップ収入でインフレ分をカバー
- 為替差益 → 円安時に資産が増える
- 少額からでも始めやすく、家計の負担が少ない
例:円安が進むと、1ドル=150円 → 1ドルを持っていれば円換算で資産が増える
2. インフレに強いFX通貨ペア
インフレ対策で狙いやすいのは、高金利通貨と低金利通貨の組み合わせです。
| 通貨ペア | 特徴 | スワップポイント例 |
|---|---|---|
| USD/JPY | ドル高金利、円低金利 | 1万通貨で+50円/日 |
| AUD/JPY | 豪ドル高金利、円低金利 | 1万通貨で+60円/日 |
| NZD/JPY | ニュージーランドドル高金利、円低金利 | 1万通貨で+55円/日 |
- 高金利通貨を買って円を売る → スワップで収入
- 長期保有でインフレ対策と資産運用を両立可能
3. FXでインフレ対策を始めるステップ
ステップ1:口座開設
- 国内FX業者や海外FX業者から選ぶ
- スワップポイントが高い業者をチェック
ステップ2:少額で実験
- 最初は1〜5万円程度からスタート
- 値動きやスワップを確認しながら慣れる
ステップ3:高金利通貨を保有
- USD/JPYやAUD/JPYなどを選ぶ
- 為替差益よりもスワップ重視なら長期保有
ステップ4:リスク管理
- レバレッジは低め(1〜5倍)
- 損切りラインを設定
- 発表前はポジションを減らす
ステップ5:定期的に見直す
- 金利差の変化や世界情勢を確認
- 円高・円安の状況に応じて通貨ペアを調整
4. 主婦でもできる運用のポイント
- 無理のない資金でスタート
- 家計に負担がかからない範囲で運用
- スワップ重視なら長期保有
- 毎日少しずつ積み上げる不労所得感覚
- 短期売買も少額で挑戦
- 経済指標発表後の短期値動きで利益を狙う
- 情報収集は無料ツールでOK
- Investing.comやTradingViewで経済ニュース・チャートをチェック
5. 注意点
- 為替は値動きが激しいため、大きな損失リスクもある
- 高金利通貨はボラティリティが高め
- スワップポイントは日によって変動する
- まずは少額で実践し経験を積むことが安全
まとめ
FXは、金利差と為替差益を活用してインフレに備える手段として有効です。
主婦でも、少額で始めて長期運用を意識すれば、家計の資産を守りつつ増やすことが可能。
ポイントは、高金利通貨の選定・低レバレッジ・損切りラインの設定です。
💡 次回☛【為替ニュース解説】主婦でも読めるトレード判断のコツ



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